堕ちた真心、されど正はある。

先日某ミュージシャンが覚醒剤所持で逮捕されました。自宅に1グラム程(一見してたった1グラムとお思いの方もいらっしゃるでしょうが、実際1回の服用に用いる量はマッチ棒の先端ほど、かなりの服用回数分の量と言えるようです。)隠し持っていたとか。「まさか!?」と言うのがこの事件を聞いた時の第一印象でした。デビュー以来私が彼から感じ取っていた世界観というのは、ほのぼのとした穏和な人・・・。

さて、事件が発覚した後、彼のCDその他発信していたメディアの販売が全て取りやめになり、販売店においてあるモノも全て回収が決定したと言う報道がなされました。ここで不思議に思うことがあります。罪を犯した現在の本人はどうであれ、作品として世に送り出された曲。あくまでもその存在は正当ではないのかと思うのです。なぜ回収しなければならないのか?心から疑問に思うところです。
薬物の服用や所持が悪であると言うことは正しい、しかし彼自身が生み出した楽曲たちには一切悪は無いのです。誰にでも思い出に残る一曲ってありますよね。私も彼の作品で大切にしているモノがあります。今回の事件でまるで彼の全てが悪かったような報道がされていますが、実際憎むべきは犯罪自体であり楽曲や作者自身では無いと言うことを心に留めておきたいと思います(犯罪と言うよりは、薬物自体の依存性や身体に多大な害を与える事を悪ととらえていたい。かつてのジョン・レノンがそうであったように、楽曲の新しい手法や創作姿勢が生まれる一要因になったのであれば、個人の人生過程に於ける一時の「寄り道」であると言った解釈も可能であったのではと考えています。)多くのラブソングや応援歌を生み出した彼の足跡を全て根絶やしにすると言う所属事務所の決定の真意は・・・?罪を犯した事への謝罪として彼の作品を(収入を)断ち切ると言った方法を採るのであれば、この先収益を薬物撲滅活動に寄付するとか、別の道があるのではないでしょうか。今まで彼の曲によって勇気づけられた人が多くいたように、これから先も大きな力を与える存在であるかも知れなかったのに・・・。

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